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相続・税金
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更新日 : 14/09/01

「資産の守り方・活かし方」②すべての資産を優良物件に

税理士・中小企業診断士 飯塚美幸

良い資産とは「殖える」「換金できる」「融通が利く」「担保力がある」など

資産のなかに収益性が低いなど、困っている不良物件が一つでもあれば、すぐ解決に着手し、良い資産に改善することが重要です。
良い資産とは「殖える」「換金できる」「融通が利く」「人から尊敬される(担保力がある)」ことです。
全ての資産を優良財産にすることを方針としましょう。
後継者に引き継ぐのは改善後です。
あなたが元気なうちに一家で力を合わせて改善・改革に着手してください。
スケジュールは、次のように行います。

資産防衛・改善・発展のスケジュール

①資産を分析する

単に相続税がいくら、という試算ではなく、どの土地がどう評価され、どんな問題を抱えているか分析します。

②改善計画を立てる

問題資産の改善のスケジュールと担当者を決めます。
あたな自身だけでなく奥様やお子様を総動員して任務を分担。
お孫様には、たとえばデータベースづくりやシミュレーションを担当してもらいます。

③改善に向けて、行動を起こす

改善に着手。たとえば境界確認ができていない土地があれば、あなたと後継者が出向いて、隣地オーナーと交渉します。
建物を建てたいから、相続が起きたからと慌てて交渉すると足もとを見られます。
余裕のある間に提案しリードします。不具合な投信等の資産の組換えも行ない、使っていない預金口座は整理します。

④贈与・譲渡・法人化を検討する

個別資産の改善と並行し「有利な税制」を活用するために、税務上の組換え=「税務マネージメント」を行ないます。

⑤見直しを重ね、後継体制を準備

何度もチェックや見直しをすることで、後継体制の見通しもついてきます。

⑤遺言の作成

早い段階から、およその方向を書き出します。
自筆の簡単なメモでも、内容と日付と捺印があれば十分です。
少し整ったら公正証書遺言にするとよいでしょう。
ここまで来たら、次に「税務マネージメント」に着手しましょう。

※リンク
「資産の守り方・活かし方」
その①まずは、資産内容の改善を
その②すべての資産を優良物件に
その③税務マネージメントが必須

(プロフィール)

いいづか・みゆき 静岡生まれ。静岡大学人文学部卒業。平成7年エクスプレス・タックス(株)飯塚美幸税理士事務所設立後、税理士法人タクトコンサルティングパートナーを経て、平成25年、松木飯塚税理士法人設立、代表社員に就任。資産税関係のコンサルティングを中心業務とする。事業承継協議会会員、千代田区議会政務調査諮問委員、不動産コンサルティング登録技能士試験委員、東京家庭裁判所成年後見人登録員。著書『財産を殖やす相続対策プログラム』『よくわかる税制改正と実務の徹底対策』『小規模宅地特例—実務で迷いがちな複雑・難解事例の適用判断』、『税理士のための相続税の実務Q6A—贈与税の各種特例』ほか多数。

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