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空室対策・リフォーム
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更新日 : 14/09/11

「長期入居したい部屋」①収納・水回りのリフォーム

ライブス 西村建設㈱常務取締役 チーフコンサルタント 西村哲

長期入居を左右するのは「住み心地の良さ」

一度退去があると、新しい入居者を決めるのは簡単でないのが現在の賃貸市場です。
原状回復費用や空室期間の損失を考えると「長期入居」の重要性がわかります。
「長期入居」実現のキーワードは、「住み心地・居心地の良さ」にあると思います。
結婚や転勤などは別として、入居者はライフスタイルに合わない、快適ではないなど、住み心地が悪いと感じるとより良い部屋を求めて退去していくのではないでしょうか。
では「住み心地・居心地の良い部屋」は、どのようにつくっていけばよいのか、成功事例をいくつかご紹介しましょう。

壁面や天井を活用して、本当に役立つ「収納」をつくる

「住み心地のよい部屋」の条件の一つに収納があります。
収納は建築の際、とかく居室を広く取ることが優先されるため狭くなりがちです。
結果的にモノが居室を占有することになり、暮らしにくくなってしまいます。
そこで知恵を絞りたいのが、本当に役立つ「機能性のある収納」の提供です。
収納の少ない既存物件でも「こんなにたくさんのものが仕舞える」「ここの収納スペースは便利」など、住み心地の良さをアップさせる有効な方法があります。
たとえば、壁や天井にステンレスのハンガーパイプを取り付ければ、洋服やネクタイ・タオルなどが掛けることができ、セレクトショップのような部屋に変身させることができます。
また、棚を壁面に取り付ければパソコンや本、DVD、写真立て、時計、雑貨なども置けます。
可動棚にすれば高さの調整も可能。棚の前に椅子を置いたり、ベッドを椅子代わりにすれば、書斎やお化粧スペースとしても使えます。
部屋は意外と凸凹が多いので、デッドスペースは多目的コーナーにするなど、いろいろ工夫できます。

トイレ・洗面所は、いっそホテルのようなパウダールームに!

狭いトイレや洗面所はカウンターを広くし、大きな一面鏡を入れるなど、ホテルライクなパウダールームにするのも効果的です。
女性にとっては化粧品を並べて、ゆっくりお化粧やお肌の手入れができ、「心身ともにくつろげる空間」に。
男性は本や雑誌を置くなど、自分の時間を楽しむことができます。
広々としたおしゃれなパウダールームは内見者を驚かせ、同時に新しい暮らしへの期待感を高めるでしょう。
賃貸住宅ではまだ採用例が少ないため、他物件との差別化対策としても有効であり、長期入居につながる要素の一つとなるでしょう。

※リンク
収納・水回りのリフォーム
その②玄関・天井・内装のリフォーム
その③大きな改善より「定期的な小さな改善」

(プロフィール)
にしむら・さとる 1968年、千葉県生まれ。日本大学生産工学部建築工学科卒業。「物件再生・資産活用」のトータルコーディネーターとして、費用対効果を最善に考えたリフォームを数多く手がける。自社物件の管理・経営も行ない、セミナー、講演などでも活躍。著書『空室ゼロの「プレミアム物件」を作り出す!勝ち組賃貸経営術』(ソフトバンク)、『リノベーションで、満室経営』(週刊住宅新聞社)も好評。

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