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更新日 : 19/02/04

アパートは「多世代が暮らす大きな家」①高齢者も子供も若者もいたほうがいい!

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賃貸オーナー 山口いね子

私は横浜市金沢区で多世代交流・共生型アパート「グリーンコート」の大家をしています。住人は私を含めて8名で、20代1名、30代2名、40代1名、60代2名、70代1名、80代1名と幅広い世代にわたります。

アパートを建てて6年になりますが、ルールづくりや入居者との付き合い方など、日々、試行錯誤を続けています。私の経験が少しでもお役に立てればと思い、お話をさせていただきます。

同世代の仲間と暮らしたい

私は団塊の世代で現在69歳です。10年前に夫が他界し、一人娘は独立して横浜に住んでいます。もともと看護師として新生児から高齢者まで、さまざまな患者さんと接してきました。

たまたま嫁ぎ先に土地があり、30年前に夫婦でアパート1棟を建てましたが、本格的に賃貸経営に取り組んできたわけではありません。

そんな私が多世代交流・共生型アパートをつくろうと思ったのは、将来への不安からでした。

若い頃から常々、「子供に介護の負担はかけたくないし、高額な施設に入所することもできない。できれば同世代の仲間と助け合って暮らしていきたい」と思っていました。

ヒントはコレクティブハウス

夫の死後、残されたのは築90年の自宅と約120坪の敷地。一人では広すぎるため有効活用の道を模索していた時、目に飛び込んできたのが「コレクティブハウス」の新聞記事でした。

入居者同士の距離感がシェアハウスほど近くなく、独立性が保たれつつも、ゆるく繋がることができる集合住宅、「これだ!」と直感しました。

早速、夫の親友の一級建築士に建て替えを相談。計画が具体化するにつれ、「子供の声が聞こえたほうが元気になれそう」「若い人もいたほうが楽しいかな」とイメージが膨らみ、コンセプトは「多世代が暮らす大きな家」に決まりました。

次回は、実際に建てた際に工夫したことなどを紹介致します。

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プロフィール: 山口いね子 やまぐち・いねこ  1948年東京都生まれ。看護大学卒業後、看護師として病院に勤務。74年、結婚を機に横浜市の金沢八景へ。2003年、姉・友人と3人で鎌倉市の認知症対応型グループホーム「虹の家」設立に参画、管理者となる(~06年)。12年、自宅を多世代交流・共生型賃貸住宅「グリーンコート」に建て替え、大家となる。現在は大家業のかたわら週1~2回のグループホーム勤務をこなす。

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