LIXILリアルティ.comスマート不動産オーナーズ

相続・税金
LINEで送る

更新日 : 18/12/17

相続対策は「物件を満室にする」ことから③情報の共有と環境づくり

2bbd6aa6fdcb5e713fe2f528d1d4be63_s

相続税対策で大切な3つのこと

さまざまな対策を行った結果、赤字は解消し、入居率は90%台後半までアップ、相続税は8億円から1億2000万円ほどに軽減できました。私の相続税対策はまだ現在進行形ではありますが、6年間の取り組みのなかで意識的に行ってきたことがあります。

①物件の現状を把握し、情報は常に家族間で共有すること

②今後の対策や方針を決めたら、家族と共有して同意を得た上で進めること

③資産や借り入れ、保険加入、税金額などの状況を把握し、随時見直しをすること

以上3点です。

 

その他、自分だけでは分からないことも多いので、税理士や管理会社、保険会社の担当者などと何でもいつでも相談できる関係や環境を作っておくことが大切だと思います。専門家に任せることと無関心になることは違います。疑問点は遠慮なく聞き、どんどん関わりましょう。

また、ほかの大家さんに意見を聞き、情報交換することもいろんな意味で役立つと思います。

まずは足元を知ることから

多くの資産を持つ大家さんにとって、相続税対策は大きな課題です。「いつから着手すればよいのか?」とよく聞かれることがありますが、税金のプロではないので適切な時期はわかりません。

しかし、私にとってのスタートは、相続税が8億円もかかるという現実に直面した28歳の時でした。幸い6年経った現在も祖父母・両親ともに健在ですので、「もし今、お祖父ちゃんが死んだらどうする」などと遠慮のない話をしながら進めています。

相続税対策は、短期間で行えるものではありません。それぞれの状況があり、考え方も異なります。

どうすれば先祖から引き継いだ資産をより良い形で受け継ぐことができるのか。どうすれば幸せで賢明な相続対策が行えるのか。最良の答えを出すことはやさしくないと思いますが、それを見つけたいと思います。

まだ着手されていない大家さんは、ぜひ、足元(現状)を知ることから始めてみませんか? きっと何かが見えてくることと思います。

※関連記事

相続対策は「満室にする」ことから①資産を最良の形で相続する

相続対策は「満室にする」ことから②資産価値を高める!

相続対策は「満室にする」ことから③情報の共有と環境づくり!

プロフィール 鈴木一哉 すずき・かずや (株)フェルディナス代表取締役。1983年、神奈川県生まれ。川崎市宮前区で約800年続く農家の長男。高校卒業後、大手外食企業勤務を経て2010年より祖父母・両親が所有する賃貸物件の管理に従事。顧問税理士から「相続税は8億円以上」と聞かされ、先祖代々の土地を守るため一念発起。さまざまな相続税対策を開始し、現在も進行中。2011年より現職。

ページの一番上へ