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空室対策・リフォーム
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更新日 : 18/09/10

スマホで選ばれる部屋にする方法③「退去理由」「成約しない理由」を知る

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プリンシプル住まい総研 所長 上野典行

退去理由を聞き、問題点を明らかにする

退去者が出た時は、物件を良くするチャンスです。「なぜ退去するのか」「住み心地はどうだったのか」をアンケートなどで聞いてみましょう。

例えば、「上の階の足音がうるさかった」とあれば、将来、上の人が退去した時、床にカーペットを敷くことで改善できます。「ゴミ置き場の臭いがひどかった」ならば、ゴミ置き場に蓋をするといった手も打てます。「雨の日に自転車置き場がずぶぬれ」という声があれば屋根を設置してもよいでしょう。

退去者の声は次の入居対策のヒントになりますし、今後の退去者を減らすという施策にもなります。

 仲介会社に内見者の様子を確認する

内見があってもなかなか入居者が決まらないということがあります。その時は、仲介会社の担当者に内見者の反応や、どんな物件を選んだかを具体的に聞きましょう。

「駐車場が止めにくいと言っていた」「エレベーターが古くて、揺れるので敬遠された」「同じ賃料のインターネット無料物件に決まった」「オートロックで警備会社のサービスが入っている物件に決まった」といった話は、改善策の大きなヒントになります。

内見があっても決まらない時、管理会社に聞きたいポイント

①内見者が、物件について何と言っていたか?

②最終的に契約したのはどんな物件か?

③なぜ、別の物件が選ばれたのか?

低コストでできることから始める

前述した対策は、いずれもコストや労力がかかります。写真を用意するのも手間をとられますし、リフォームするとなれば、かなりの投資が必要です。対策を行う際はまず、低コストでできることからトライしてみましょう。

アクセントクロスの導入であれば、さほどコストはかかりませんし、インターネット使用料を無料にするのも、それで入居が決まるのなら、それほどの投資ではありません。

それでも決まらない場合は、短期の対症療法では乗り切れないということです。いよいよリフォームなども必要でしょう。

高額な対策は勇気が必要で、工期もそれなりにかかります。低金利で消費税増税前の今、行ったほうが少ない投資で済むと言えます。

建て替えが有効な場合も

築年数の経った物件は、一部屋ずつ対策するよりも、いっそ建て替えたほうが投資コストを回収しやすい、というケースもあります。その場合は個々の部屋に過剰な投資をせず、定期借家契約などに切り替えていくほうがよいでしょう。

空室対策は、目の前の空室だけにとらわれずに、長期的に捉えることが大切です。管理会社とよく話し合い、大所と局所の両面から施策を講じましょう。

※関連記事    連載:スマホで選ばれる部屋にする方法

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プロフィール  うえの・のりゆき 慶應義塾大学卒業後、リクルート入社。住宅情報誌編集長、スーモ等の商品・事業開発責任者、賃貸営業部長などを歴任し、2011年退社。翌年よりプリンシプル・コンサルティング・グループにて現職。生活情報サイトAll Aboutの「賃貸」「土地活用」ガイド。全国で講演・執筆・企業コンサルティングを行う。http://www.principle-sumai.com/

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