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更新日 : 18/05/28

「家賃債務保証」のよくある誤解!②オーナー&賃借人のメリット

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NPO法人NORS  民間住宅安定化全国支援組織 理事長 中島 拓

オーナーのメリットは、滞納リスクの回避

家賃債務保証は、オーナー様・賃借人の両者にとって便利な仕組みです。オーナー様にとっては、保証会社から滞納分が支払われるため、家賃滞納リスクへの不安が解消されますし、賃借人への督促も不要です。

また、賃借人本人の支払いが滞っている場合、連帯保証人へ請求しても必ずしもすんなりと払ってくれるとは限りません。その点、保証会社は支払いが確実です。

●保証料はなぜ賃借人の負担なのか?

保証料は賃借人が支払いますのでオーナー様の金銭的な負担はありません。

時々、次のような質問を受けることがあります。「家賃債務保証はオーナー側に家賃収入の安定という大きなメリットがあるサービスなのに、なぜ保証料を賃借人から取るのか?」と。

それは、家賃債務保証のポイントは、「賃借人が有料で保証会社に保証人(金銭債務についてのみ)になってもらう依頼をする」という考え方に基づいているということです。

賃借人のメリットは、連帯保証人を探さなくてよい

一方、賃借人のメリットは、面倒な保証人探しをせずに済む点です。社会的背景に鑑みても、昨今は高齢化(独居高齢者)や、定住外国人の増加などにより、連帯保証人を探すことが難しいケースも少なくありません。

また、この連載①の冒頭で触れた民法改正は連帯保証人を保護する方向で行われ、連帯債務に対して極度額の設定が義務づけられることになりました。

つまり、オーナー側は、連帯保証人の連帯債務が極度額に達すると、それ以降は無保証の状態で部屋を貸すことになってしまいます。そこで、過去からの累積の極度額設定のない保証会社を使おうと考えるオーナー様が増えてきています。

このような社会的背景と利便性から、家賃債務保証サービスの需要は、今後ますます高まると言われています。

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なかしま・ひらく 1957年大分県生まれ。’80年、中央大学法学部卒業後、㈱拓成入社。’15年、㈱拓成退社。NPO法人NORS(民間住宅安定化全国支援組織)理事長。著書に『よくわかる!家賃債務保証の知識』(日本経済新聞出版社)、『お金を使う人 お金に使われる人』(共著、時事通信出版局)、『検証 過払い』(共著、Bkc出版)がある。

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