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更新日 : 18/05/18

「家賃債務保証」のよくある誤解!①家賃債務保証とは?

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NPO法人NORS  民間住宅安定化全国支援組織 理事長 中島 拓

保証会社の利用者が大幅に増加!

賃貸借契約を締結する際、家賃債務保証会社(以下、保証会社)を利用するケースが増えています。日本賃貸住宅管理協会の調査では2010年に39%だった利用率は、2016年には69%に大幅増となっています。(図1参照)

今回の民法改正(2017年5月26日成立)で連帯保証人の責任範囲を限定する規定が盛り込まれたことで、家賃債務保証のニーズが高まっています。今後、この勢いはさらに加速することが確実視されています。

しかし、普及が急速に進む一方で、家賃債務保証についての知識や理解が追いついていないのが実情です。

知っておくべき重要ポイントとは? 保証範囲や免責事項はどうなっているのか? 連帯保証人との違いは何か? など、「家賃債務保証」に関する知識は、今後賃貸経営を行っていく上で必須となっています。

今回は、家賃債務保証を上手に活用するための基礎知識についてお話しします。

1無題

家賃債務保証とは?

家賃債務保証は、賃借人が払うべき家賃などを保証する仕組みです。例えば、賃借人が家賃を滞納した場合に、保証会社が賃借人に代わってオーナー様に家賃を支払います(代位弁済)。

簡単に言うと、保証会社が連帯保証人の代わりをするということです。図2参照

ただし、保証会社は連帯保証人の役割をすべて担うわけではありません。この点については、このシリーズの「③保証会社へのよくある質問!」をご覧ください。

2

●家賃債務保証は「保険」ではない!

賃借人は、保証会社が代位弁済を行った後、滞納分の家賃を保証会社に支払うことになります。たまに「保証会社が家賃を払ってくれたので、自分はもう払わなくていいと思った」という賃借人がいますが、家賃債務保証は保険ではありません!

●「家賃保証」とは全く別物!

家賃債務保証と似た言葉に「家賃保証(サブリース)」がありますが、こちらは不動産業者などが賃貸物件を借り上げ、賃借人の有無にかかわらず家賃を一定限度保証するというものです。家賃債務保証とは、全く別の仕組みです。

これらの違いをきちんと理解したうえで保証会社を利用することが大切です。

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なかしま・ひらく 1957年大分県生まれ。’80年、中央大学法学部卒業後、㈱拓成入社。’15年、㈱拓成退社。NPO法人NORS(民間住宅安定化全国支援組織)理事長。著書に『よくわかる!家賃債務保証の知識』(日本経済新聞出版社)、『お金を使う人 お金に使われる人』(共著、時事通信出版局)、『検証 過払い』(共著、Bkc出版)がある。

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