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空室対策・リフォーム
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更新日 : 15/08/03

私は「定期借家」をこう活用している<その3>「定期借家」で、安定した基盤づくり

賃貸オーナー・賃貸UP-DATE実行委員会代表  林 浩 一

私の物件は「定期借家」「バス便20分」で、満室!

私の物件は「定借」で、バス便20分です。通常、バス便20分というだけでポータルサイトの検索にはかかりません。それでも満室を実現しているのは、一言で言うとアパート経営を事業として考え、行動し、セールスをしているからだと思います。入居者さんに対するサービスの充実はもちろん、営業やPR対策を含めた経営面の強化など、できることは全てしています。そのなかで、「定借」は不可欠のものと考えています。

●不良入居者は、再契約しなければ退去となる

「定借」の法律ができて15年が経ちました。普及率はまだ5%以下ですが、私の「定借」に関するセミナーなどでアンケートをとると、出席者の4割が「興味がある」「重要だ」と回答しており、興味をもつ方は確実に増えています。まだ、「定借」に抵抗を感じるというオーナーさんもおられると思いますが、ぜひ検討されることをおすすめします。管理会社さんにとっても不良入居者の抑止や排除、物件の質の向上など、大きなメリットがあると考えられます。
「定期借家」契約の流れを簡単に表現すると、次のようになります。

◇優良入居者 → 再契約する  →入居継続
◇不良入居者 → 再契約しない →退去

賃貸経営は、人ありきの事業

私にとって賃貸経営は投資ではなく、人ありきの事業ですから住む人のことを考えることから始まります。満室の極意は「入居者さんに快適な住空間を提供し、長く住んでいただくためにできる限りのことをすること」に尽きると思います。
自分の物件にはいい人に住んでほしいし、いい人にはいい住まいに住んでほしい。そんな思いでアパートを建て、管理をし、環境を整え、入居者さんとのコミュニケーションに努めています。気持ちがふれ合い、入居者さんの笑顔を見ることほど幸せなことはありません。大家の仕事は、入居者さんの人生の思い出づくり。たとえ数コマでも、このアパートでの日々を楽しい思い出としていただければ、大家として最高です。

これからの賃貸経営に重要な「定期借家」

この周辺でも空室が増え、築浅でも募集のノボリが立ち、建て替えも進んでいます。空室を気にしない方もいますが、私は、金銭的に問題がなくても、賃貸事業者として一つでも空室を出したくない、出してはいけないと考えています。
賃貸経営において大切なことは、安定した基盤づくり。それは、住む人も含めて「居心地のよい住環境をつくる」ことによってもたらされます。そのためにも、これからの時代は、「定借」の導入が重要だと思っています。

※リンク
私は「定期借家」をこう活用している<その1>よい環境づくりは、オーナーの大きな役割
私は「定期借家」をこう活用している<その2>基本を踏まえ、自分に合ったルールをつくる
私は「定期借家」をこう活用している<その2>「定期借家」で、安定した基盤づくり

(プロフィール)
はやし・ひろかず 1960年生まれ。長年、海外旅行業界の仕事に従事し、様々なツアーを企画し、多くのヒット商品を生み出す。2011年、父から賃貸事業を承継し、賃貸住宅の夢を詰め込んだアパートを新築。現在、横浜市青葉区・中区にアパート・テラスハウス、学生寮、区分マンションなどを所有。駐車場・貸地の経営&管理も行う。空室対策、定期借家などをテーマに講演、執筆多数。日本経済新聞、週刊住宅新聞、全国賃貸住宅新聞ほか多くの媒体で紹介さる。J-REC公認不動産コンサルタント、賃貸UP-DATE実行委員会代表、全国大家ネットワーク理事。共著に『行動する大家さんが本気で語る 選ばれる不動産屋さん 選ばれない不動産屋さん』(清文社)がある。

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