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更新日 : 15/05/11

二極化時代を勝ち抜く方法<その1>あなたの「物件のウリ」は何ですか?

一般財団法人日本不動産コミュニティー理事 西山雄一

 最近、多くの大家さんが注目し始めたこととは?

私は、全国の事業者様からご依頼を受けて講演を行っています。リピートしてくださる企業様もいますので、常時10本弱のコンテンツを用意し、講演意図や参加者層を考えた上で何を話すか決めています。どのコンテンツにも思い入れがあり、優劣をつけがたいのですが、世の中のニーズの変化などの影響で、依頼が集中するものが出てきます。なかでも最近、講演の機会が増えているのが、二極化時代を勝ち抜くためのUSP(unique selling proposition ユニーク・セリング・プロポジション)の活用について解説した、「築20年超木造アパートを満室にする、物件のウリ活用法」です。それが、最近再び注目されるのは「一部の情報感度が高い大家さん」だけでなく、多くの大家さんも重要性を感じておられるからだと思います。そこで、今回は、賃貸経営における二極化とはどのようなものか、またそうしたなかで「物件のウリ」をどのように活用し対応していけばよいのか、具体的にお話ししたいと思います。

 二極化が世の中全体に広がっていく

私は飲食企業に勤務した経験があり、その時に得たノウハウを賃貸経営に活用しています。現在でも飲食業界のトレンドに注視し、そこから自分のビジネスに応用可能な気づきを得ることが多くあります。最近の例では、「280円均一居酒屋」と「1000円以上するグルメバーガー」の2つのブームが、同時に起こっていたことに注目していました。消費者は、あまり不思議がらずにこの2つのブームを受け入れているようですが、冷静に考えれば、とても不思議な話です。

●賃貸市場に広がる二極化現象

不透明な景気のなかで、低価格の居酒屋だけならわかりますが、グルメバーガーが人気を集め、2つのブームが並行して起こっているのです。私はこの事象から、「二極化が進むと昔から言われていたが、本当にそうなる時がきた」と感じました。低価格業態は絶好調、高付加価値業態も絶好調。ですが、その中間に位置する業態は大苦戦です。万人受けを狙った、ロードサイドのファミリーレストランなどは多くが専門店への業態変更を余儀なくされ、非常に厳しい状況になりました。私は、この飲食業界で起きている二極化現象が、世の中全体に広がっていくのではないかと予測していました。もちろん、我々が従事する不動産賃貸においてもです。

●あなたの物件のウリはなんですか?

結論を先に少し言うと、二極化が進むと万人受けする部屋は入居者の心に届かず、ますます苦戦を強いられる傾向が強くなります。しかし、安くても高くても、その根拠と納得できる「強いウリ」があれば必ず集客できると考えます.あなたの物件のウリは何でしょうか? 今回は、「強いウリ」の考え方とつくり方についてお話しします。

※リンク

二極化時代を勝ち抜く方法<その1>あなたの「物件のウリ」は何ですか?
二極化時代を勝ち抜く方法<その2>「物件のウリ」を軸に、オンリーワンになろう!
二極化時代を勝ち抜く方法<その3>既存物件の「ウリ」のつくり方・見つけ方

(プロフィール)

にしやま・ゆういち 1969年、埼玉県生まれ。大学卒業後、大手ファストフード直営店店長を経て1995年、家業の花苗生産農家に従事。アパート経営にも携わり、空室続きの物件の経営の建て直しに成功。その後メゾネットアパートや戸建て賃貸を新築し、満室稼働を続ける。2008年、一般財団法人日本不動産コミュニティーの理事に就任。J-REC公認不動産コンサルタントとして講演、セミナーなどで活躍。その他、日本最大級の大家勉強会、大家さん学びの会の副代表も務める。著書に『絶対に儲かる大家さんになるバイブル』などがある。

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