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空室対策・リフォーム
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更新日 : 14/08/21

入居者目線の物件づくり①セキュリティ効果を高めるコツ

賃貸オーナー 小場 三代

入居者目線で、物件をつくりこむ

全国屈指の賃貸激戦区、人口150万の福岡市。
大都市の家賃は高いというイメージがありますが、福岡市は九州で最も人口が多い
政令指定都市なのに、九州の他都市と比較すると驚くほど家賃が安く、
「入居者の方には天国、大家さんには地獄」という特殊なエリアです。その理由は、
世帯数の増加以上に新築住宅が建設されてきた過去があるからです。
賃貸激戦区の福岡市で小場家は最も競争が激しいワンルームを中心に
143戸の賃貸物件を所有し、常に90%以上の入居率を維持しています。
身近な問題となってきた少子高齢化。これからの厳しい時代に入居率を上げるには、
どうすればいいのでしょうか? それはズバリ、入居者目線で物件を作りこむことです。
入居者に「好まれる」「選ばれる」部屋を提供できれば、空室率が高くても満室にすることは
可能です。
では、どうすればよいのか? 私が特に気をつけている点について、具体的にお話ししましょう。
まずは、セキュリティ対策です。

セキュリティは、ターゲットに合わせて

小場家では母と娘の女性2人で運営しているので、特に女性目線を意識して設備を考えます。
最近のキーワードは「セキュリティ」。「セキュリティ」と聞くと、どんなイメージが湧きますか?
高額な設備投資が必要と思われがちですが、格安で確実に防犯効果を高める商品があります。
私は近所の防犯ショップで手頃な商品を探していますが、インターネット通販でも購入できます。
「防犯ショップ」「防犯用品」「防犯グッズ」などで検索すると、いろいろな商品が出てきます。
ご自分の物件のターゲットや特性に合わせて設置するとよいでしょう。

●入居者目線で選ぶ

玄関錠は部屋の防犯の要ですから、安全性が第一です。
小場家の物件では従来の鍵とリモコンで開錠できるデジタルキーを組み合わせて使っています。
入居者目線で選んだ結果、24時間電話対応してくれるメーカーの商品を設置しています。
最近は交通機関系のカードやクレジットカードの磁気を利用したデジタルキーもあります。

●ドアスコープは、危険と裏腹

気をつけたいのは、室内から来客者を確認する扉のドアスコープ。
実はとても危険で、犯罪の入口ともなるものです。
ドアスコープを取り外すと直径15ミリの穴になります。ここにカメラを向けると盗撮ができ、
特殊な器具を入れるとピッキングが可能になります。

●ドアスコープカバーで、「逆覗き穴」をシャットアウト

ドアスコープを外さずに室内を見渡せる「逆覗き穴」は、入室する前に
侵入者を確認するグッズとして販売されているものですが、ストーカーは室内を覗くために
これを使います。
犯罪を防止するため、ドアスコープの内側には必ずドアスコープカバーを設置しましょう。
百円ショップで入手できるものもありますので、物件のグレードに合わせて選択してください。

●オーナー負担でインターネット設備を

導入している物件は、監視カメラの設置も有効です。
ネット回線を利用して不審者をチェックできますので、設備会社に相談してみましょう。
ひとたび犯罪が起きれば、損をするのは入居者とオーナーであることを肝に銘じましょう。

※リンク
その①セキュリティ効果を高めるコツ
その②「夢見る乙女部屋」
その③トラブル防止と管理清掃

(プロフィール)
おば・みつよ 1961年、福岡市生まれ。
独自の手法で不動産投資を始めた元祖サラリーマン大家の長女として生まれ、
両親から不動産投資法を学ぶ。OL時代にアパート4棟、戸建1棟他を購入。
遺産相続後、専業大家に。
2008年、不動産対談CD集『博多大家歴48年』発売。大家検定対策講座認定講師。
セミナー講師としても人気。著書『満室力』も好評。

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